コミュニティーカレンダーの目指すもの

学校と地域をつなぐために「情報を共有」すること
 「学校だより」を町内会回覧したり、HPで発信することは学校にとって重要です。
それによってまず学校に関心を持ち、次第に学校支援ボランティアなどに参加、担い手
にもなります。
 そして情報をひらくことは学校の説明責任を果たすことでもあります。まちを歩く子供た
ちへ暖かなまなざしを向けることも、登下校の見守りやゲストティーチャーとして地域の
歴史を語ることも、学校運営協議会の委員として審議に加わることも、子供たちの未来
へ、より良い学校教育へ、共通の思いが根底にあることでしょう。
 学校・家庭、地域がともに子供を育てるという空間軸をつなぐとき、情報を共有すること
はすべての土台になると考えています。 コミュニティ・カレンダーもそのひとつで、まず各
学校と地域でどんな情報を掲載するか話し合い、そのプロセスで小中連携や地域連携
がすすむと言われています。
 授業参観日や夏祭りの日程がわかるだけでなく、月曜日子供たちが公園で遊んでいて
も運動会の代休とわかれば安心します。日暮れの早い12月のカレンダーに完全下校時
間5時と明記されているので、「そろそろ帰る時間だよ」と声をかけることもできます。

 子供を取り巻く地域の人々が当事者意識を持ち、学校運営に参画し、共通の目標に向
かって協働の歩みをすすめるコミュニティ・スクール推進の具体的なツールのひとつとし
て、全国でコミュニティ・カレンダーが広がっています。
 それは学校と地域をつなぐ貴重な情報源であるだけでなく、いざという時力を発揮する
強力なネットワークにもつながります。