コミュニティカレンダーの歩みと広がり

 
 地域とともにある学校を推進するために、中学校区でコミュニティカレンダーを作成
してみようということになりました。そのモデルはアメリカニューヨーク州ウェストチェス
ター郡エッジモント学区にあります。
 エッジモント学区のカレンダーにあるように、中学校区の小中学校の学校行事や地
域行事を掲載することにしました。具体的に学校行事の中で地域と共有したほうがい
い情報は何か、どのような表示をしたらいいか、教職員と地域コーディネーターが議
論を重ねました。現在学校や地域団体から情報を集め、入力、編集、校正、印刷会社
とのやりとりをするのは「カレンダー隊」であり、「ネット部会」のメンバーとも連携してい
ます。
 「カレンダー隊」は元東山田中学校PTA広報委員会のメンバーで、子供たちが卒業
した後も地域と学校への思いを持って活動しています。
 毎年紙面の工夫があり、すっかり地域に根ざした情報源になってきました。 また、
地域とともにある学校づくりのひとつの具体的なツールとして、コミュニティ・カレンダー
を各地で紹介してきました。また、コミュニティ・カレンダーの趣旨を理解していただき、
広く普及することを第一に考え、新たに作成したいと考えている学校にはエクセルデー
タで情報提供しております。
 その結果、現在全国でさまざまなコミュニティ・カレンダーが作成されています。地図
上にあるものは東山田中学校区に届いたものだけで、その一部ですが、他の地域で
すでに作成しているところがありましたら、是非情報提供をいただき、広く思いを共有
したいと思っております。
コミュニティ・カレンダーがつなぐ全国のネットワークがさらに広がり、双方向性のある
関係が築かれることを願っています。